商号について

株式会社、合同会社を設立する場合、会社の名前をどのように登記するのか?登記に使用できる文字は、法務省ホームページによれば

1  商号の登記に用いることができる符号
  (1)ローマ字(大文字及び小文字)   (2)アラビヤ数字
  (3) 「&」(アンパサンド) 「’」(アポストロフィー) 「,」(コンマ)  「‐ 」(ハイフン)  「.」(ピリオド)  「・」(中点)
※(3)の符号は、字句(日本文字を含む。)を区切る際の符号として使用する場合に限り用いることができます。したがって、商号の先頭又は末尾に用いることはできません。ただし、「.」(ピリオド)については、省略を表すものとして商号の末尾に用いることもできます。
※なお、ローマ字を用いて複数の単語を表記する場合に限り、当該単語の間を区切るために空白(スペース)を用いることもできます。

 

株式会社猫好き祭  株式会社猫好祭 
株式会社nyannyanko 株式会社Nyan nyanko 株式会社NYAN‐NYANKO 株式会社NYAN&NYANKO
などなど。

 

 

登記文字は全角

商号にアルファベットがある場合は注意が必要。

 

例えば、「株式会社Nyan nyanko」 の場合
大文字小文字スペース全て全角で登記。
フリガナ表記は、「Nyan nyanko」の部分のみで、スペースを入れない。「ニャンニャンコ」となる。

 

設立登記の依頼を受ける場合に、毎回感じることは、原始定款・登記簿に記録されるアルファベットのイメージが、依頼者が印字やメールで送ってくれたものと、異なってしまう点である。
依頼側は、「Nyan nyanko」のイメージだが、登記上は、「Nyan nyanko」となり、もっと横広がりで、まるで文字と文字の間に半角スペースが複数入っている仕上がりとなる。
実際に、登記情報PDFを文字選択して貼り付けすると、文字と文字の間にスペースが入る状態となるから、ややこしい。

 

小文字だけで文字数が多くなるとその感覚はさらに強くなる。

 

これは登記は、全角で入れる必要があるためである。アルファベットが全て大文字ならばさほど違いはないが、小文字のみの場合は、かなりイメージが異なる・・・しかし、どうしようもない。

 

ハイフンと全角マイナス

商号には、「‐ (全角ハイフン)」のみ使用できる。「-(全角マイナス)」は使用できない。
普段意識していないので、注意が必要である。アルファベットは大文字小文字ともに全角なので、その間に「‐ (全角ハイフン)」を入れると、バランスがおかしいような錯覚に陥いる

 

「Nyan-nyanko」(全角ハイフン)
 vs  
「Nyan-nyanko」(全角マイナス)

 

そうはいっても、既に全角マイナスで登記されてしまっている会社は結構ある。登記情報検索をかけると、むしろ全角マイナスで登記されている会社の方が多い。

 

そういう会社の登記を見て、 「Nyan-nyanko」(全角マイナス)でも登記できる、と勘違いされる方は多いのかもしれません。
しかし、周知の通達が出ているし、登記情報システム上全角マイナスの登録はできなくなったのだから、今後は補正必須となる。定款認証の際にも指摘を受けるのだろう。

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